【Floor_11】

呼吸が乱れ、ギルは息を切らしている。
「この場にいてはまずい・・隠れねば」
心の中で呟く・・。

「ギルよ、見事じゃ。さぁこちらへ着なさい」
通路の先から例の青いローブの老人の声が聞こえた。
その声に誘われる様に、声のする通路へ進む。
老人の姿が一瞬見えたと思ったら、通路の先にある扉の中に消えていった。
「また、消えた・・。あの老人一体何者だ?」
そしてギルも扉の前まで来た。
辺りを見渡してから扉を開け、部屋に入る。

▲一つ戻る ▼進む